about

杉山牧場は2017年、後継者のいない牧場を買い取らせて頂く形でスタートした、夫婦2人で切り盛りする小さな酪農家です。乳牛を飼育し、牛乳や乳製品の原料となる生乳をメインに出荷しています。

スロービーフは、乳牛として長年活躍してくれた母牛(経産牛)のお肉です。

乳牛としての役目を終えた牛たちはお肉として活用されています。通常、酪農家の仕事は「おつかれさまでした、今までありがとう」という想いとともに、迎えにきたトラックに牛をのせるところまで。お肉になった牛たちの行方を知ることはできません。その事に寂しさを感じていました。

「大切に育ててきた牛たちと、最後まで関わりを持ちたい」そんな想いで、お肉の販売をはじめました。

これまでの労いの意味も込めて、たっぷりの牧草とおいしいおやつを与えてのんびり過ごしてもらい、味わい深いお肉へ。
ウエットエイジングと呼ばれる方法で熟成させることで柔らかさと旨味を引き出しています。

時間がゆっくり流れる北海道宗谷地方、浜頓別町。牛たちは広い放牧地でのんびりゆったり過ごしてきました。お肉になってからも、おいしくなるまでじっくり待ちます。

早く、効率よく…現代社会が求めるものにちょっと逆らって、ゆっくり、丁寧に。
そんなことを大切にしながら酪農家として、お肉屋さんとして頑張っていきたいとの想いから「スロービーフ」と名づけました。